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【顧客体験を変える】スマートフォンアプリとポイントシステムの連携術

「会員証はやっぱりスマホが便利そう」「ポイントシステムとアプリを連携して、もっと活用したい」——そんなお悩みやアイデアをお持ちではありませんか?スマートフォンが生活の中心になりつつある今、アプリとポイントシステムの連携は顧客体験(CX)の向上や販促効果を高めるうえで欠かせない要素です。
このブログでは、スマホアプリとポイントシステムを組み合わせるメリットや具体的な連携の仕組み、業種別の活用事例までをわかりやすく解説します。導入を検討中の方にとって、実現可能性をチェックするポイントや成功のヒントも満載です。ぜひ最後までご覧ください!

目次[非表示]

  1. 1.まずはここから!「なぜ今、スマホアプリなのか?」
    1. 1.1.スマートフォンアプリの普及と顧客体験(CX)向上の重要性
    2. 1.2.アプリとポイントシステムの連携で何が変わるのか
      1. 1.2.1.顧客側の変化
      2. 1.2.2.企業側の変化
  2. 2.スマホアプリとポイントシステムの連携の仕組み
    1. 2.1.何が連携されるのか
      1. 2.1.1.会員情報
      2. 2.1.2.ポイント情報
    2. 2.2.具体的な連携プロセス
      1. 2.2.1.ポイント付与の流れ
      2. 2.2.2.ポイント残高の確認
      3. 2.2.3.利用履歴の統合
  3. 3.連携のメリット
    1. 3.1.顧客の利便性向上
    2. 3.2.マーケティングへの活用
    3. 3.3.コスト削減
  4. 4.今のポイントシステムでもアプリ連携できる? まずはチェック!
    1. 4.1.API連携の有無を確認
    2. 4.2.データの一元管理
    3. 4.3.アプリ側の要件を確認
  5. 5.導入ステップ
    1. 5.1.目的とゴールの明確化
    2. 5.2.現状システムの確認
    3. 5.3.適切なシステムやパートナーの選定
    4. 5.4.システム設計と連携設定
    5. 5.5.継続的な分析と改善
  6. 6.業種別活用事例
    1. 6.1.商業施設(ショッピングモール)
    2. 6.2.ホテル
    3. 6.3.飲食店
  7. 7.アプリ連携ができるポイントサービス「VALUE GATE」
  8. 8.まとめ

まずはここから!「なぜ今、スマホアプリなのか?」

スマートフォンアプリの普及と顧客体験(CX)向上の重要性

スマートフォンは今や生活に欠かせない存在となり、その普及率は日本国内でも90%を超えています。アプリは情報収集やショッピング、コミュニケーションなど、日常生活のさまざまな場面で利用されており、消費者の行動に深く根付いています。特に小売業界や飲食業界、ホテル業界においては、スマートフォンアプリ(以降スマホアプリ)を活用したマーケティングが拡大しています。
スマホアプリが注目される理由の一つは、顧客体験(CX)の向上に大きく貢献する点です。アプリを通じて、企業は顧客に対してパーソナライズされたサービスを提供しやすくなります。たとえば、ユーザーの購買履歴や行動データを活用して、好みに合わせた情報やクーポンを配信することが可能です。また、アプリには会員証やポイントカードをデジタル化する機能もあり、顧客は手元にあるスマホを出すだけでスムーズに利用できます。
さらに、企業側にとっては、アプリを通じて顧客との接点を増やし、継続的な関係を築く機会が増えるという利点もあります。リアルタイムでの情報発信やキャンペーンの案内はもちろん、アプリ内でのポイント付与や利用履歴の可視化によって、顧客のロイヤルティを高めることができます。

アプリとポイントシステムの連携で何が変わるのか

顧客側の変化

スマホアプリとポイントシステムが連携することで、顧客にとって大きな利便性の向上が期待できます。従来の物理的なポイントカードを持ち歩く必要がなくなり、アプリ内で会員証やポイント残高が確認できるため、煩わしさが軽減されます。
さらに、自分だけの特典やクーポンを受け取れるなど、パーソナライズされたサービスを実感しやすくなります。例えば、利用頻度や購入履歴に基づいたおすすめ情報の提示や、誕生日クーポンの通知など、個々のニーズに応じたコミュニケーションが可能です。これにより、顧客満足度の向上とともに、ブランドへのロイヤルティが高まる効果が期待できます。

企業側の変化

企業側の変化は、主にマーケティング活動が大きいでしょう。アプリを通じて収集したデータを活用することで、顧客の行動やニーズをより詳細に把握できるようになり、マーケティング施策の精度が向上します。例えば、来店や購入履歴を分析して、休眠顧客の掘り起こしや新規顧客のリピート促進に活用することが可能です。
また、アプリはプッシュ通知機能が使えるので、リアルタイムでのキャンペーン告知や位置情報を活用した情報発信など、顧客に届きやすいアプローチが可能です。
このように、アプリとポイントシステムの連携は、顧客体験を向上させるだけでなく、企業のマーケティング活動を進化させる大きな可能性を秘めています。

スマホアプリとポイントシステムの連携の仕組み

アプリとポイントシステムの連携は、主に「API(Application Programming Interface)」を活用して実現します。APIは異なるシステム同士をつなぐ役割を果たし、情報のやり取りをスムーズに行うことができます。

会員IDをキーとして、会員統合を行うことでアプリとポイントシステム内でそれぞれ管理していた情報を1つにまとめることができます。

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何が連携されるのか

会員情報

アプリとポイントシステムが連携することで、アプリで新規会員登録した情報がポイントシステムにも自動的に登録されます。また、既存の会員情報をアプリで引き継ぐことも可能です。

ポイント情報

顧客が商品を購入した際にポイントが付与されたり、逆に利用したりする際にもAPI連携することで増減したポイントが即座にシステムに反映され、残高がリアルタイムで更新されます。

具体的な連携プロセス

ポイント付与の流れ

顧客が店舗で商品を購入する際、スマホアプリに表示されるバーコードやQRコードをリーダーでスキャンします。このスキャンした会員情報がAPIを通じてポイントシステムに送られ、購入金額に応じたポイントがリアルタイムで付与されます。

ポイント残高の確認

ポイント付与後、ポイントシステムは更新されたポイント残高をアプリに返します。顧客はアプリ上で即座に自身のポイント残高を確認することができ、次回の買い物でどれくらい利用可能かを把握できます。

利用履歴の統合

ポイントシステムは、ポイント残高だけでなく、利用履歴や購入履歴も管理します。この情報がAPIを介してアプリに共有されることで、顧客はアプリ内で自身の消費動向を確認し、特典やクーポンの利用計画を立てやすくなります。



連携のメリット

顧客の利便性向上

スマホアプリとポイントシステムを連携する最大のメリットは、顧客の利便性が飛躍的に向上する点です。従来の物理カードでは、紛失のリスクや持ち運びの手間がネックでしたが、アプリを活用すれば、顧客はいつも手元にあるスマートフォンひとつで会員証の表示やポイント残高、利用履歴の確認を簡単に行うことができます。さらに、特定のイベントやキャンペーンで限定クーポンを配信するなど、アプリ独自の特典を提供することで、顧客満足度をさらに高めることができます。

マーケティングへの活用

ポイントシステムとアプリを連携することで、顧客データの収集と活用が大幅に効率化されます。アプリを通じて取得したデータは、顧客の購入頻度、利用時間帯、興味のある商品カテゴリーといった行動パターンを詳細に分析する材料となります。このデータを基に、顧客一人ひとりに最適なプロモーションや特典を提供できます。さらに、アプリ上でアンケートやフィードバックを収集することで、商品やサービスの改善に直接反映することも可能です。これにより、顧客ロイヤルティの向上やリピーター獲得につながる効果的なマーケティング施策を展開できます。

コスト削減

アプリとポイントシステムを連携させることは、企業側のコスト削減にも貢献します。物理的なポイントカードの発行や管理にかかるコストを削減できるだけでなく、運用プロセスのデジタル化により、手作業や人件費も削減可能です。例えば、顧客データのパンチ入力や更新が不要になるため、ヒューマンエラーのリスクも軽減されます。さらに、キャンペーンや特典の配信もアプリ経由で自動化できるため、迅速かつ低コストで実施可能です。

アプリとポイントシステムの連携は、顧客満足度を高めるだけでなく、企業にとっても収益性と効率性を向上させる強力な手段です。このメリットを最大限活用することで、より効果的な顧客関係構築と持続的な成長を実現できます。

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今のポイントシステムでもアプリ連携できる? まずはチェック!

現在導入しているポイントシステムが、スマホアプリと連携可能かどうかは、最初に確認すべき重要なポイントです。多くの企業は、すでにポイントシステムを活用していますが、これをアプリとスムーズに統合できるかどうかで、顧客体験や業務効率の向上度合いが大きく変わります。以下の項目をチェックしてみましょう。

API連携の有無を確認

ポイントシステムがAPIを提供している場合、アプリとのデータ連携は比較的容易です。APIは、システム間で情報をやり取りするための仕組みで、これがあればポイント付与や履歴確認をリアルタイムでアプリに反映できます。もしAPIが提供されていない場合は、別途カスタマイズが必要になるため、システム提供会社に確認してみましょう。

データの一元管理

現在のポイントシステムが、顧客情報やポイント履歴をきちんと一元管理しているかどうかも重要です。ポイントと顧客情報が別々に管理されていたり、オンラインとオフライン間で統一がなされていなかった場合、アプリ連携時にさらに情報が複雑になってしまう恐れがあります。アプリ連携を始める前に、顧客ごとのユニークIDが適切に管理されているか、複数のシステム間で同じデータを扱えるかを確認・検討してください。

アプリ側の要件を確認

連携を検討する際は、アプリ側がポイントシステムに求める要件も考慮する必要があります。例えば、リアルタイムに処理ができるのか、セキュリティ要件に問題はないか、顧客データの保存方法は適切なのか、などが挙げられます。これらの要件を現在のポイントシステムが満たしているかを確認してください。

導入ステップ

目的とゴールの明確化

スマートフォンアプリとポイントシステムを連携する際には、まず「なぜ連携するのか」という目的を明確にしましょう。顧客体験の向上や売上アップ、リピーター増加など、具体的なゴールを設定することで、後の選定や設計の方向性が明確になります。

現状システムの確認

前述のとおり、現在利用しているポイントシステムやアプリ、さらにCRMやPOSなどの関連システムの仕様を確認します。データの統合性や連携可能性をチェックし、不足や課題があれば整理しておくことが重要です。

適切なシステムやパートナーの選定

目的に合ったポイントシステムやアプリプラットフォームを選定します。システム連携がスムーズに行えるか、API対応状況や拡張性、サポート体制を確認しましょう。また、信頼できる導入パートナーを選ぶことも成功の鍵です。

システム設計と連携設定

システム全体の設計を行い、具体的な連携設定を実施します。アプリとポイントシステムが適切にデータを共有できるように、API連携やデータの統合テストを行い、問題がないかを確認します。
本格導入
導入後、スタッフへのトレーニングを行い、顧客向けにもアプリ利用やポイント活用のメリットを周知します。キャンペーンなどを活用して、顧客の利用促進を図ることが成功への第一歩です。

継続的な分析と改善

導入後も運用状況を定期的に分析し、改善を行いましょう。アプリ利用率やポイントの活用状況、顧客満足度などの指標を追跡することで、今後のマーケティング施策に活かすことができます。トライアンドエラーを繰り返して、顧客体験の向上を目指すことが大切です。

業種別活用事例

スマホアプリと、ポイントシステムを連携した活用例を業種別に見ていきましょう。

商業施設(ショッピングモール)

商業施設は敷地面積が広く、テナント数も多いため、スマホアプリで館内マップの表示やショップ検索を可能にすることで、顧客の利便性を大幅に向上させることができます。また、イベント情報をプッシュ通知で配信すれば、顧客の来館意欲を高めるきっかけになります。さらに、期間限定の「ポイント10倍キャンペーン」などをアプリ上で告知すれば、来館だけでなく施設内の回遊を促進し、全体の売上向上にもつながります。

ホテル

ホテルでは、会員をランク別に管理しているケースが多いため、アプリを活用することで、ランクに応じた特別プランや割引クーポンを提供できます。これにより、宿泊時の付加価値を高め、顧客満足度の向上やリピーター獲得につなげることが可能です。
また、アプリからホテルのオンラインショップにアクセスできる機能を設ければ、宿泊中に利用したアメニティやホテルオリジナル商品を簡単に購入でき、利便性が高まり、売上につながります。

  株式会社神戸ポートピアホテル様 導入事例 stera terminalの導入が確定していたため、この端末に対応したポイントサービスの導入が必須であり、当社旧サービス(TCOS)からVALUE GATEへ切り替え。 stera terminal上にポイント機能を搭載し、さらにホテル業界特有の要件に合わせたカスタマイズも実施。 ポイント顧客管理統合サービス「VALUE GATE」


飲食店

飲食店では、アプリを活用することで、予約や注文の利便性を大幅に向上させることができます。アプリ経由で予約を受け付けることで、顧客のプロフィールや来店日時を把握できるため、よりパーソナライズされた接客が可能になります。これにより、顧客満足度の向上やリピート率の向上が期待できます。また、来店時に利用できるクーポンを配信することで、顧客のリピートを促進できます。

  株式会社カルネヴァーレ様 導入事例 焼肉をはじめとするお肉料理をメインに展開する飲食店KINTANは、既存のクーポンサービスをリニューアルし、スマホアプリを活用したポイントサービスを導入。顧客情報が取得できない課題が解決され、今後はマーケティングに活用していく。 ポイント顧客管理統合サービス「VALUE GATE」


アプリ連携ができるポイントサービス「VALUE GATE」

弊社が提供する「VALUE GATE」は、ポイントカードのデジタル化と顧客情報の一元管理を実現する、ポイント・会員管理のトータルソリューションです。メールマガジン配信やさまざまなシステムとのAPI連携にも対応しており、貴社の販促活動を効率化しながら、顧客体験(CX)の向上をサポートします。
スマホアプリとのAPI連携による高度な機能拡張はもちろん、アプリを使わずにWeb会員証としてスマホ画面に会員証を表示するシンプルな運用も可能です。既存のアプリにポイント機能を追加したい、会員証をデジタル化したいなど、ポイントサービスに関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

今お使いのポイントシステムにアプリを連携させることで、利便性が飛躍的に向上します。お客様にとって「使いやすい」「また行きたい」と思わせる体験を提供できるスマホアプリ。この機会に、顧客との接点をさらに強化し企業の売上貢献に役立ててみてください。

株式会社トリニティ
株式会社トリニティ
2000年よりポイントサービス事業を開始。商業施設やスーパー、ホテルや飲食店など店舗を複数経営している企業に対し、お店のファンを増やすための販促ツールとしてポイントサービスおよび周辺ソリューションを提供しています。

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