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【事業者向け】店舗のクレジットカード決済端末でポイント付与する方法をご紹介!


目次[非表示]

  1. 1.クレジットカード決済端末とは?
    1. 1.1.CAT端末
    2. 1.2.CCT端末
    3. 1.3.クラウド型マルチ決済端末
  2. 2.クレジットカード決済端末の種類
    1. 2.1.据置型
    2. 2.2.ポータブル型
    3. 2.3.スマホ・タブレット型
  3. 3.クレジットカード決済端末にポイント機能を搭載するステップ
    1. 3.1.(1)クレジットカード決済会社に問い合わせをする
    2. 3.2.(2)ポイント管理システム構築方法を検討する
      1. 3.2.1.パッケージサービスの導入
      2. 3.2.2.パッケージサービスを自社用にカスタマイズ
      3. 3.2.3.スクラッチ開発
  4. 4.端末にポイント機能を搭載するメリット
    1. 4.1.(1)レジ周辺の省スペース化
    2. 4.2.(2)新たな端末購入の必要がない
    3. 4.3.(3)ポイントの処理操作イメージがわかりやすい
    4. 4.4.(4)好きなアプリが追加できる
  5. 5.「VALUE GATE」で連携可能なクレジットカード決済端末について
    1. 5.1.JET-S端末
    2. 5.2.stera terminal
  6. 6.「VALUE GATE」でできること
  7. 7.まとめ

店舗独自のポイントサービスを導入するためには専用のポイント端末を用意しなければならないと思っていませんか?もし、すでにクレジットカード決済端末をお持ちであれば、ポイント機能をアドオンすることができるかもしれません。どの端末にどのようにアドオンできるのかご紹介していきます。

クレジットカード決済端末とは?


クレジットカード決済端末とは、クレジットカード支払いの際に信用照会(カード発行会社への取引事前承認)を行うための専用端末のことを指します。「クレジット端末」や「CAT端末」、「CCT端末」「クラウド型マルチ決済端末」などと呼ばれています。クレジットカード決済端末は、店舗のレジ周りに据え置かれている「据え置き端末」と移動販売などで持ち運び可能な「モバイル端末」があります。

CAT端末

「CAT(キャット)端末」は、1980年代に登場した日本独自の規格のクレジットカード決済端末です。「Credit Authorization Terminal」の略で、カードの磁気テープから情報を読み取り、NTTデータが運営するCAFISと接続し、顧客のクレジットカードの有効性を確認します。カード情報はクレジットカード会社に送られ、カードの有効期限、利用限度額、不正利用の可能性などを審査し、問題がなければ会計処理がおこなわれます。オーソリゼーション(信用承認)専用端末の「S-CAT」とオーソリゼーションとギャザリング(決済情報集計)を同時に行う端末の「G-CAT」があります。

CCT端末

CCT端末は「Credit Center Terminal」の略で、クレジット共同利用端末のことです。CAT端末より後発ですが、世界標準規格の端末です。各社独自のクレジットカード情報処理センターに接続される端末でアクワイアラーが共同で利用し、オーソリゼーションと同時にギャザリングが可能になっています。デビット決済やポイント処理ができる端末もあります。

※現在、日本国内で利用されているCCTの端末には、INFOX、JET-S、C→REX、CREPiCOなどがあります。

クラウド型マルチ決済端末

CAT端末やCCT端末で行っている決済処理やセキュリティ対応等の機能をクラウドセンター側に移管し、インターネット回線を活用してクラウドセンターと通信することで、クレジットカード決済や各種電子マネーの利用が1台で行える端末です。 端末自体にアプリケーションやセキュリティ機能を持たせる必要がなくなり、データが端末に残らないのでセキュリティ面が安全といわれています。

クレジットカード決済端末の種類

先述しましたが、クレジットカード決済端末は大きく「据え置き型」、「ポータブル型」、「スマホ・タブレット型」の3つに分けられます。

店舗の規模や求める機能によって、どの種類の端末が向いているかが変わってくるので、それぞれのメリット・デメリットなど特徴をしっかり理解して最適な端末を選びましょう。

据置型

据置型は業種を問わず幅広い店舗で導入されているクレジットカード決済端末です。ポータブル型と違い、持ち運びなどの移動は出来ませんが、レジの横に設置しておくタイプのため、セキュリティ性も高くお会計の度に起動する手間や紛失する心配がありません。しかし、決済手段ごとに追加で端末を導入する必要がある可能性もあるため、レジ周りが狭い場合は不向きです。

ポータブル型

ポータブル型は、Wi-Fiや4G回線などを利用します。据置型と違い、端末を持ち運べるのでテーブル会計をする際にも便利なのが特徴で、訪問販売やイベント会場、移動販売の際にも活用できます

端末がコンパクトなので、レジ周りが狭いという店舗にもおすすめです。コンパクトな反面、レシートプリンターが内蔵されていないことも多く、利用するには別売りのレシートプリンターが必要になることもあります。

スマホ・タブレット型

スマホ・タブレット型は、スマートフォンやタブレットにカードリーダーを接続して、決済端末として利用する方法です。スマートフォンやタブレットを持っていれば、カードリーダーのみで使用できるため、導入費用が抑えられます。

イベント会場・移動販売で一時的にクレジットカード決済端末を利用したいという際に便利です。スマホ・タブレット型もポータブル型と同様にレシートプリンターが内蔵されていないことが多いので、その場合には別途用意する必要があります。

クレジットカード決済端末にポイント機能を搭載するステップ

(1)クレジットカード決済会社に問い合わせをする

まず、クレジット決済サービスを契約しているカード会社に、お店の決済端末でポイント処理用のアプリケーションの追加が可能か確認してみてください。初期契約条件によっては、ご対応いただけない場合もありますが、アプリケーションの追加が可能な場合、導入費用などの条件面をご確認ください。

(2)ポイント管理システム構築方法を検討する

お店の決済端末にポイントアプリを搭載できることが確認できたら、次は導入するサービスの検討が必要です。パッケージからスクラッチ開発まで3つのタイプをご紹介します。

パッケージサービスの導入

一般に市販されているパッケージサービスなら開発の手間がないので、申し込みから利用開始までの時間が比較的短い傾向にあります。標準機能で自社の課題が解決するのであれば、簡単に導入ができるのでオススメです。パッケージサービスの中には、オプションで機能をアドオンできるものもありますので、取捨選択して使いたい機能だけ使うことも可能です。

トリニティの提供するポイントサービス「VALUE GATE」は、ポイント機能を搭載したクレジットカード決済端末とつながるパッケージサービスの一つです。決済処理と同じ端末でポイントを付与することができるため、レジオペレーションも簡単です。そして、VALUE GATEの販促機能を使えば、会員の属性や利用状況に応じて適切なターゲットに効果的なアプローチができるほか、定型レポートを活用し戦略に役立てるなど企業のマーケティングに有効です。

ポイントサービス「VALUE GATE」についてはこちら

パッケージサービスを自社用にカスタマイズ

一般的なパッケージサービスだと要件を満たさない場合、カスタマイズできるサービスもあります。ベースパッケージをアレンジして、一部分だけ自社のオリジナル機能を追加することができるので、コストをそこまでかけなくても実現可能な場合があります。

スクラッチ開発

自社独自の仕様でポイント管理を運用していきたい場合は、オーダーメード(スクラッチ開発)がおすすめです。一からシステム構築をしていくと、構築費用が想像以上に高くなってしまうこともありますが、その分オリジナリティ溢れる自社専用のポイントシステムを構築することが可能です。また、パッケージサービスの導入に比べると時間も開発に時間を要するため、すぐにポイントシステムを導入したいと考えている場合には不向きといえます。

端末にポイント機能を搭載するメリット

クレジットカード決済端末にポイント機能を搭載するとどんなメリットがあるのでしょうか?4つのメリットをご紹介します。

(1)レジ周辺の省スペース化

皆さんの店舗では、レジ周辺にスペースの課題を感じていませんか?クレジットカード決済端末に加えてポイント処理用端末をレジに置いた場合、会計の際に十分なスペースが確保できずお客さまも会計時に効率の悪さを感じているかもしれません。クレジットカード決済端末機1台で決済からポイント付与まで行うことが出来れば、レジ周辺の省スペース化を叶えることができ、接客時間も短縮することができます

(2)新たな端末購入の必要がない

店舗でお使いのクレジットカード決済端末と連携できれば、新たな端末を購入する必要がないので導入コストを抑えることができます。お手持ちのクレジットカード決済端末がシステム連携に対応しているか、事前に調べてみてください。

(3)ポイントの処理操作イメージがわかりやすい

お手持ちのクレジットカード決済端末なら普段から使い慣れているため、新たに複雑な操作を覚えたり、従業員へ使い方をレクチャーする時間も必要ありません。また、クレジットカード決済端末同様の操作で加算減算が行えるため運用負担が少なく、ポイントの処理操作イメージがしやすい点もメリットと言えるでしょう。

(4)好きなアプリが追加できる

三井住友カードが提供しているstera terminalというオールインワン端末であれば、stera marketというアプリマーケットから簡単に好きなアプリが追加可能です。stera marketで提供されているアプリケーション(勤怠管理、在庫管理、予約システムなど)は別途費用がかかりますが、端末にインストールして簡単に使用することができます。決済端末機に決済以外の機能を導入することで、業務の幅や効率UPが期待できます。

stera marketのアプリラインナップはこちら

「VALUE GATE」で連携可能なクレジットカード決済端末について

ここではVALUE GATEでシステム連携可能なクレジットカード決済端末をご紹介致します。

JET-S端末

JET-S端末をすでにお持ちの場合は、クレジット端末にポイント機能を搭載してご利用いただくことができます。1台でクレジット決済とポイント処理を行うことができます。

CT-5100、CT6100(東芝テック製)

クレジット・タッチ決済・コード支払い・銀聯・J-Debit・DCC等多様なキャッシュレス機能に対応しており、POSとの親和性も高い高性能端末です。

CATS300、CATS330(OMRON製)

クレジット・タッチ決済・コード支払い・銀聯・J-Debit・DCC等多様なキャッシュレス機能に対応しており、分離型で自由自在なレイアウトが可能な端末です。

JET-S端末につてはこちら

stera terminal

 1台で、クレジットカード取引、電子マネー等の非接触決済、バーコード決済に対応している、オールインワン端末との連携が可能です。



多様化する決済手段に対応したオールインワン端末、stera terminal。デュアルスクリーン(2画面)に対応した、コンパクトな筐体なので、レジの周りにも無理なく設置できます。VALUE GATEとシステム連携することで、決済端末であるstera terminalからポイント管理やクーポン配信などの販促ツールを利用できるようになります。

stera terminalについてはこちら

「VALUE GATE」でできること



VALUE GATEではポイントの付与・利用・取消などの基本的な操作に合わせて、顧客会員の情報を管理することができます。会員ランク機能では、利用頻度や金額に応じてゴールド会員、シルバー会員などに分類し、リピーターに向けた特典を用意することでロイヤリティ向上が見込めます。

販促機能としては、会員にメールの配信ができます。テキスト形式・htmlから選べ、ランクや属性(年代・性別)などのセグメント抽出をしてからターゲットに合わせた配信が可能です。予約配信を利用してあらかじめ曜日や時間を決めておくことで、タイミング通りに効果的な配信ができます。配信後、開封率をチェックすることで今後の戦略に役立ちます。


まとめ

今回はクレジットカード決済端末にポイント機能を搭載するための方法をご紹介致しました。お手持ちのクレジット決済端末をポイント処理端末としてもご使用できればレジ周辺の省スペース化に繋がります。レジ周辺に課題を感じている方はぜひ参考にしてみてください。