スポーツナロは、ソフトテニス・バドミントン専門店として創業38周年を迎え、圧倒的な品揃えと深い知識を誇る老舗スポーツ店です。競技者の視点に立った的確なアドバイスを行い、一人ひとりに最適なギア選びをサポート。初心者からトッププレイヤーまで幅広い層に信頼されており、「ソフトテニスのことなら何でもわかる店」として全国から多くのお客さまが訪れています。
スポーツナロでは、これまで紙のポイントカードを運用していましたが、ポイントカードの発行費用や、会員へ情報をお届けするためのDM発送コストの負担、顧客層の可視化が課題となっていました。そこで、ポイント管理システム「VALUE GATE」を導入し、コスト削減とデータ活用を両立。顧客層ごとに最適な情報を届けることで、より効率的なマーケティング施策を展開しています。
企業名 | 株式会社スポーツナロ |
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URL | https://sports-naro.co.jp/ |
事業内容 | ソフトテニス・バドミントン専門店 |
店舗名 | スポーツナロ |
端末台数 | 1台 |
端末種類 | ポイント専用端末 |
導入サービス | VALUE GATE |
これまで紙のポイントカードを導入しており、会員向けのお知らせには、DM(ダイレクトメール)を定期的に発送していました。しかし、ポイントカードの発行費用やDMの印刷・郵送コストが負担になっていたことに加え、発送までの作業をすべて一人で対応されていたため時間と手間もかかっていました。さらに、顧客層の詳細なデータが把握できていないことも課題と感じていました。
「これまでのポイントカードでは、どの年齢層のお客さまがどれくらい利用しているのか把握しにくかったんです。また、カード発行費用やDM発送のコストも積み重なると負担が大きく、もっと効率的にお客さまに情報を届ける方法を探していました。ちょうどカードの在庫がなくなってきたので、システムを見直すなら今だなと思いました。」(皆呂氏)
「ナロさん」の愛称で親しまれている、スポーツナロの社長 「皆呂 充亮」氏
「デジタルポイントならスマホに表示できるので、物理的なポイントカードの発行コストが不要になりますし、DMの代わりにターゲット別のメール配信が可能になると聞いて、非常に魅力を感じました。また、データを活用すれば、顧客ごとの購買傾向も見える化できるため、長期的に見ても経営に役立つのではと考えました。」(皆呂氏)
VALUE GATEの標準機能として、メール配信や顧客データ管理が備わっており、来店履歴や購買履歴に基づいたマーケティング施策を実施しやすい点も導入の決め手となりました。加えて、店舗独自の運用ルールを設定できる柔軟性や、将来的な機能拡張が可能な点も評価され、導入に至りました。
デジタル会員証
VALUE GATE導入後、顧客の年齢層や来店頻度が明確になり、これまで漠然としていた顧客データが徐々に可視化されてきました。
「来店客の詳細が把握できるようになったことで、ターゲット別に情報の出し分けができるようになりました。例えば、年末年始の営業案内は全員に送り、大会イベントの告知に関しては、該当する年齢層に絞って送るなどの調整ができるのがいいですね。」(皆呂氏)
また、ポイントカードをリニューアルしたことで、従来よりもポイントを積極的に活用するお客さまが増加しました。
「ポイントカードをリニューアルしてから、来店客のほぼ100%のお客さまが会員登録してくれています。さらに、以前のポイントカードよりもポイントを貯めたいという方が増え、積極的に会員証を提示してくれるようになりました。」(皆呂氏)
今後は、会員の年齢やライフスタイルなどを基に独自の基準でセグメントし、最適な商品やサービスの提案を強化していきたいとのことです。
「顧客を『中学生、高校生、大学生、アスリート、エンジョイ』などのセグメントに分類し、それぞれにあった内容の訴求をもっと積極的にしていきたいです。例えば、中高生向けの最新ラケット情報や、大学生向けの大会やイベント情報、シニア向けのプレースタイルに合ったアイテムの紹介など、より細やかなアプローチをしていきたいですね。」(皆呂氏)
また、弊社に対しては、ポイント制度を活用した売上向上の施策提案にも期待されています。
「ポイントサービスをどう活用すれば売上アップにつながるのか、具体的な施策を提案してもらえると助かります。特に、リピート率を向上させる施策があれば積極的に取り入れていきたいですね。ECサイト側にも別でポイントを導入したのですが、店舗側のポイントとの連携も今後の課題です」(皆呂氏)
トリニティは、これからも、スポーツナロ様の成長をサポートし、さらなる発展につながる施策をご提案してまいります。